車両灯火類LED化プロジェクトのページ

このページは、クルマや単車の灯火類をLED化する基板に関する解説ページです。古い車両のウインカやブレーキランプをLED化するコトは、それでなくても弱い発電系を慰る上でもオススメの改造だと思います。ここでは、ヲイラの手前勝手に製作したLED化基板に関する情報を掲載していきます。

というのも、基本的にLED化する基板というのは、LEDの数(及びそれに付随するある部品)に違いがあるだけで、基本的には概ね同じような回路になっており、部品も大半が共通で済むんですな。で、ヲイラが製作した基板も概ね同じ構成になっているので、販売するにしても部品セットが共通化できるというワケです。

まぁ、最近は市販のLEDバルブも充実してきているのでソッチを買った方が早い場合が多いのですが、どうしても点光源としてのLEDはあまり性能が高くないので、灯火レンズを全面的に光らせるコトが可能な専用基板の方が、光り方は良い感じになるコトが多いなぁと思っています。

なお、部品は基本的に大半が秋葉原(秋月、千石等)で手に入るものですので、自分で集めようと思えば簡単に集まると思います。ただ、単品販売していないものも多く、大幅に余ると思いますので、要望に応じてZakLab名義にてセットにして販売しようかなと思っています…まぁ、当初は手売りだけかしら(笑)。

自分で部品を集めるコトが可能な方であれば、未実装の専用基板のみ販売してあとはお任せってのもアリかなと思っています。これが一番お安いかもしれません(^_^;)。

●基本部品セット

このセットは、当該灯火が単なるON/OFFするだけの場合に最低限必要なものです。ここで間違えないで欲しいのは、単なるウインカもコレに入るというコトですね。ウインカは、灯火としては単なるON/OFFであって、ウインカリレーが煩雑にそれを繰り返しているだけですから、ブレーキランプと変わらないってコトになるワケです。いわゆるシングル球の代替には、これと後述の機種別部品セットでOKです。

Reference ValueType# Footprint
C1, C2, C3, C422uF 

4

C_1206
D1, D3 SS2040

2

D_SOD-123
R1

 

1

R_0805

謎の0Ω抵抗が入っていますが、これは点灯開始時にふわっとした起動を望む時に変更する場所を確保するためです。この部品を抵抗値のある部品に交換すると、抵抗値が上がれば上がるほど(限度はありますが)徐々にゆっくり点灯し始めるようになります。逆に、消灯時に尾を引かせたい場合は現状の22uF x 4に並列にさらに大きなコンデンサを取り付ければ、ふわっと消えるようになります。

なお、新基板ではこの0Ωの部分はパターンで接続されており、当該機能を使いたい人だけがパターンカットして抵抗を載せるように変更されています。

●減光部品セット

このセットは、当該灯火が何らかの減光を必要とする場合に使用します。定番はポジションランプですね。いわゆるダブル球の代替には、これ+先の基本部品セット+後述の機種別部品セットが必要です。

Reference ValueType# Footprint
C522uF 

1

C_1206
C60.1uF 

1

C_0603
D2, D4 SS2040

2

D_SOD-123
Q1 FDS4935A

1

SO-8
Q2, Q3 2SC3325

2

SC-59
R210KΩ 

1

R_0603
R31.5KΩ 

1

R_0603
R43.3KΩ 

1

R_0603
R5, R6, R71KΩ 

3

R_0603
U1 LM555N

1

SOIC-8-N

まぁ、使ってる部品を見れば、回路わかる人なら何やってるのかマルわかりでしょうね(笑)。

●機種別部品セット

このセットは当然機種別なので一概には書けないのですが、基本的にはLEDと電流制限用素子(CRD)のセットです。実は、部品のコスト中ではコレが一番高価なんですよね。なぜなら、なんせ数が多いから(笑)。CB-Fのウインカ一つだけでもLEDが24個、CRDが6個必要ですし。

また、場合によっては固定用の部品も必要です。スペーサだったりネジだったり…。

なお、電子部品屋では時々LEDの特売をやってたりしますから、ココだけ自分で確保するようにするとお安く済むコトもあるのかな…と思います(^_^;)。

●現時点で基板化した灯火

今後も徐々に追加される…かな(笑)。

●車検について

現状、旧バージョンのLED灯火で車検を何度か通していますが、今の所問題視されたコトはありません。ただし、この手の問題は毎度そうなんですが、試験官によって言うことが違う場合があります。このプロジェクトが基本的にボルトオンに拘っている理由は、最悪の場合にすぐに取り外して電球に戻せるからってのがあるんですよね(^_^;)。

●故障について

ご相談にはのりますが、基本的にハンダをすべてお任せする関係もあって、asisでお考えくださいませ。

●カスタムメイドについて

ご要望があれば、基板の設計/製造までであれば、いずれ承ろうかと考えております。実装はさすがにシンドいので、部品セットをつけてお渡しするって感じでしょうか。また、その際はLED化したい灯火のケースを「蓋が開く状態で」お借りするコトになりますし、対応に必要な時間も数ヶ月単位でお待ち頂く可能性が高いです。

あと、基板の固定方法がシンプルにできそうにないケースの場合は、少々ご相談させていただくコトになると思います。それでよろしければ、まずはご相談くださいませ。

以上