プジョーパシフィック(BD-1)前輪ディスクブレーキ化

そういうワケで、6月末にゲットしたプジョーパフィシックなんだが、色々工作して前輪をディスクブレーキ化できたので、記録をアップする。

ハブはダイナモタイプで、それにディスク取り付け用のセレーションがついたものを安く確保できたので、これに自前でリム組みして前輪にする。取り付け幅的には問題なし。

しかし、左右のクリアランスはかなり厳しい。特にディスク側はかなりマズい…少なくとも、通常の取り付け方法では、ディスクは固定できない。

で、対策をする。まずディスクを固定するアダプタに細工を行う。外周がフォークに当たるので、それをCNCで削る。

次に、アダプタへのディスク固定ネジのアタマを逃すスペーサを削り直す。添付品ではできないコトを行うので。

そして、ディスクを固定してみる。お分かりだろうか、アダプタが逆に使用され、ディスクがアダプタの内側に入り込んでいるのよな。なお、このために実はディスクの内径も少し削って拡大してある。そうしないと、アダプタ固定のためのセレーションの部分を通過できないのよな。また、上記のスペーサを削り出した理由も同じ。添付のスペーサではセレーションを通過できないので。

拡大するとこんな感じ。

ここまで準備ができた段階で、リムとスポークを確保。

実はリム組みは初めてなので何もわからず、あっちこっちを検索して組み方とか長さをチェックした。長さの設定には、こちらのサイトにお世話になった…ちょっとノリは怪しいが(笑)。

で、途中は盛大に端折って組み上げ完了。実はこの段階ではまだ少し組み方を間違えてるんだけどね(爆)。

実は、組むのに振れ取り台まで買ってしもうた(笑)

で、タイヤも組んで実際に装着してみる。あれ?なんかディスクのデザインが変わってるぞってお気付きの方は鋭い。実は、当初160mmのディスクで作業していたのだけど、装着すると直径が小さすぎ、キャリパの設置場所がなかったので、180mmに変更してしまったのよな(^_^;)。

で、色々と採寸して3D CAD上でキャリパサポートを作図し、それをまず3Dプリンタで出力してみて仮実装してみる。この状態で細かい寸法関係を調整する。

 

そしたら、今度は同じデータでCNCを使ってアルミ板から本番のサポートを削り出す…この時も実はチョイと失敗してて、形状をあとで変更してるんだけどね(笑)。

で、最終的に組み上げれば完成。

最後にワイヤリングを行なってオシマイ

実際に乗ってみると、特に効きすぎるコトもなくいい感じだったので、Vブレーキ関係を撤去した。

以上

Zak について

基本的にヲタクです。いや、別に萌えとかいうのではなく、ハマるとトコトン進めようとする癖があるので、自制が必要だという…。
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