2003/Jul./12


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●2003年7月12日 LED化計画 次はウインカだ

さて、それではウインカに進みましょう。ウインカにおいては、ウインカリレーという大きな課題がありますので、それを先に片付けることにします。

ほとんどのウインカリレーは電球の電力消費に依存して動作しています。その証拠に、前後どちらかの電球が切れたりすると、ウインカは点滅しなくなります。LEDは電球に比べてほとんど電力を消費しない事がメリットですが、ウインカリレーにとっては電球が切れているのと同じ事になるので、全く点滅しないということになってしまいます。一部、ICリレーのものがあればこの限りではないのですが。純正部品でICリレーになってるものがあったら教えてほしいところです。その方が信頼性が高いでしょうし。

というワケで、例によってサクっと回路作成してみました。

IC1 7805 C3 0.1uF 50V
IC2 NE555 C4 100uF 25V
Q1 2SJ471 R1 510Ω
Q2 2SC1775 R2 5.6KΩ
D1 ジャンクの赤LED R3 1KΩ
C1 100uF 25V R4 10KΩ
C2 0.1uF 50V R5 200Ω

基本的にはタイマIC(NE555)が常にON/OFFしているので、それを使ってPowerMOS FET(Q1)をON/OFFしているだけです。点滅周期等はR1,R2,C4で決まりますので、適当にそれらしい値にすればOKですね。

昨今のPowerMOS FETは非常に強力で、たった1個で放熱板なしでも10Aぐらいは平気で流せてしまうようです。実際問題、組み上げた回路を実験したところ、ハザードを点灯していてもPowerMOS FETは少々熱くなる程度で、そのまま1分ぐらい放置してみましたが、まだ指で触れる程度の熱さにしかなっていませんでした。

で、これをケースに組み込むわけですが、当初密閉容器を考えたものの、結局以下のような構造にすることにしました。はい、純正のウインカリレーをバラして中身を入れ替えてます。

次回はウインカ球の製作です。


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