2002/Mar./12


●2002年3月12日 コンピュータチューン計画始動

夏のツーリングの件とは別に、さらなるチューニングを行うために、マイコンによる点火タイミングの制御なんてのをやってみようかと考えています。

とりあえずは試作という事で、液晶表示までつけた実験モジュールを作成する予定です。うまくできればもっとコンパクトなモジュールにLED表示だけになるかな。

使用するマイコン

最初はPICを考えていたんですが、モジュールの小型な事と後々の拡張性を考えて秋月のH8-Tinyを使う事にしました。H8-3664に16文字2列の液晶を付けても、秋月のB基板に充分納まりますからね。

設計にあたって

まず最初に考え付く事は5Vの確保です。単純に考えれば12Vのジェネレータがあるのですから、そこからステップダウンすれば済む話です。しかし、今回は実験機という事もありますので、大事を取ってすべてをフローティングの状態で動かそうと思っています。

つまり、電源は12V→5Vの絶縁型スイッチング電源を用い、全ての入出力を車両から切り離してしまおうというワケです。

入力信号

入力信号としては、当面はジェネレータフライホイールに取り付けた反射シールをフォトリフレクタでチェックする事にします。これだけで点火の基準タイミングと進角決定に必要な回転数を得る事ができます。

出力信号

出力信号としては、点火コイル駆動用のパルス出力を出す必要があります。この回路にどのぐらいの電流が流れるのかはまだ不明なのですが、フォトカプラで絶縁したあとに生の12Vを使ってコイルをドライブすることになるかと思います。基本的には220uFぐらいのコンデンサを使って放電点火(いわゆるCDI)形式にしようかなと考えてますが、他に良い回路があればもちろん変更の予定です。

当面の計画

まずは入力信号をきちんとチェックできることが必要ですので、エンジンへのフォトリフレクタの装着と、その信号を受けてきちんと回転数を計算できるかどうかの確認から始めたいと思います。それができたら、1次元マップ(っていうのか?)を作成して点火回路を実装し、実際に点火させてみるという所ですね。

当面の進角マップは、純正のCDIのスペックにある進角をそのままトレースすることにします。それできちんと回る事が確認されれば、今度は進角をいろいろに変更してみる予定です。また、今の所は500rpm刻みでマップを作成しようかと思っているのですが、一般のマップってどれぐらいの解像度でやってるんでしょうね?

で、実は....

実はコレを書いているのは帰りの新幹線の中でして....(^_^;)。はい、一応基本的な部品は全部揃いました。帰ったら早速基板を作成してソースを書いてっと......


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