2004/Apr./25 ●2004年4月25日 キャリパサポート(続き)一昨日に続いてキャリパサポートの加工を行い、最終的な取付に向かっていきます。 ●サポートの切り出し一昨日けがいたアルミ板を切り出します。道具は丸鋸のチップソーと金ヤスリのみ。本当はバンドソーがあればいいのですが、贅沢は言えません。 外形をチップソーで切り出します。物凄い切り屑が出るので、なんらかの防備をしておかないと頭の上から足の先までアルミ屑だらけになってしまいますから、注意が必要です。丸鋸ですから、凹んだ形は切れません。こういう所は少しずつ切り出して、あとでヤスリで仕上げます。 ●サポートの穴開け外形が綺麗になったら次は穴開けをします。全てM8-1.25のタップを立てますので、下穴として6.5mmのドリルを使います。本当は6.8mmらしいですが、その辺の安物ドリルですから安全を見て6.5mmでやります。 先に下下穴として3mmの穴を開けます。この作業はボール盤が必須です。垂直に穴が開かないと非常に大きな問題になるからです。次に本命の6.5mmで穴開けを行いますが、この時必ず切削油を流してやってください。使い古しのエンジンオイルで充分です。これだけで穴の精度がかなりアップします。 きれいに穴が開いたら、バリ取りをしてからタップ立てを行います。タップは最初から垂直に立てないと、途中で切削中のネジ山を崩してしまいます。ですので、切り始めだけはタップをボール盤のチャックにくわえさせ、電源を入れずに手で回しながら材料に当てて、慎重に切り始めます。 ある程度切り込めたらそのままタップをチャックから外し、タップホルダーを取り付けて、ひたすらネジを切ります。この時も切削油を潤沢に注入してやってください。たぶんご存じとは思いますが、タップは少し切っては少し戻すという動作の繰り返しでネジを切っていきます。切った切り子をカットするようなつもりで戻してやると、イイ感じに切れます。 ●サポートの仮組ここまで来れば、サポートをフォークに組み付ける事ができるはずですから、早速取り付けてみます。そこで判明した事は
という事でした。オフセットに関しては3mmのアルミスペーサを取付時に使用して対処する事にしました。これにより取付ネジの長さが3mm長いものが必要となりますが、普通は5mm刻みでしかないので、ボルト頭側にも2mm程度のスペーサ等を挟むことで計算を合わせられます。 ●サポート修正以上の状況から、当たり逃げを二つ加工することにします。パッドに関しては実際にパッドを当てて削る場所を確定し、ノコギリとヤスリで逃げ加工します。ディスク固定ネジに関しては、サポートにネジの頭が当たってホイールが回らなくなるので、何度かわざと当ててキズをつけさせ、それを元にサポートの一部を数ミリ削り込んでやります。 ●あと、必要なもの以上で、一応キャリパサポートは完成しましたが、ブレンボ装着にはまだ以下の項目が必要になります。
本日はここまで..... Copyright 2004 All Rights Reserved by Kazutaka 'Zak' Sawa . |