2000/Feb./02


●探索ソフトの移植にあたって

前回最後に製作したマイクロマウスは、宣言にも書いた通りCodeWarriorによって開発されました。が、当時は(今でもそうだが)私が無類のPascal好きであったこともあり、迷路を探索するアルゴリズムは全てPascalで記述していました。

しかも、開発環境の流用という関係で一切のグローバル変数を使わない(使えない)という問題があり、ちょっとした環境変数的なものまで全て引数に持たせて渡すというかなり面倒なコードになってしまっていました。

また、最近のMacOSやもちろんPalmOSも、開発はCで行うのが一般的になってしまい、私自身仕事ではほとんどCしか書かないという状況になってしまいました。今では時々Pascalのコードを読んでもすぐに理解できないありさまです(T_T)。

そこで、以前作成した探索ルーチンを全てC言語に移行することにしました。分量的にはオブジェクトで20Kまでのコードなんですが、アルゴリズムの複雑なコードが多く、かなりの困難が予想されます。

また、以前はアルゴリズムの確認のために、一旦HyperCard上のXCMDにコンパイルし、モーター駆動部を画面描画のルーチンにすり替えて、Mac上で動作の確認をしていましたが、当然の事ながらPalmOS上にはHyperCardは存在しません。Cへ移行しても確認がMicroMouseそのものの上でしかできないようでは、デバッグ効率が悪すぎます。

そこで、まず最初に従来のHyperCardにさせていた迷路データベースの役割を引き継ぐPalmOS用のアプリケーションを作成するところから開始しました。


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