なんか意外と使える基板なので、一応公開しとくか…と。どこかに同じようなモンがあるのかもしれんけど…(^_^;)。機会があれば、これも頒布しましょうかね。
ARMマイコンの開発においては、大抵SWD端子経由でコードを送り込んだりデバッグしたりするんやけど、通常のSWD端子って最小サイズでも1.27mmピッチの2 x 5ピンもあり、しかもそれがヘッダだったりするので、小型基板ではかなり邪魔になる。
で、その改善のために必要最小限度の端子だけ残したコネクタパターンを規定した。

とりあえず、これだけあれば開発できるんよ。で、ヘッダも使わず基板上としては単なるスルーホールだけ並べるコトにした。

で、ココにSTM32ならSTLink等、NXPならLPC-Link2等から書き込むためのアダプタを用意した。元々は工場で使うFP-10ってポッド用に作成したんやけど、流用が可能だったので便利に使ってる。
コンタクトには、Mac8のコンスルーを使った。2.54mmピッチで売ってる5pinのを買ってきて、ピンを移動させて1.27mmピッチにしたものを使っている。




この基板の使い方やが、配線方法で2つの使い方ができる。サブ基板2個を切り離し、どっちを使うのかって感じやね。基板の四角いランドが1pinなので、アダプタの1pinとターゲットの1pinを合わせるように差し込めばSWDデバッグができるって感じや。

ケーブルとして、1.27mmピッチの10pinケーブルを使う場合と、普通のケーブル5線タイプを使う場合って感じ。どちらもメリット/デメリットがある。
1.27mmピッチの10pinケーブルの場合、ケーブルのハンダは不要なのと切れても替えが効きやすいんやが、お高くなるしヘッダのハンダが大変ってのがある。あと、LPCなんかやとコッチのケーブルを直接ブッコム感じになって、大きな1枚と小さな1枚の両方が不要になるな。
5pinケーブルの場合、より堅牢になるのとハンダが少ないんやが、切れたら毎回ハンダしなおしになる。あと、LPCなんかには使えない。

使ってる部品とか見ればわかるようなモンばかりなので、まぁ誰でもどうにかできるやろ(^_^;)。
(オマケ)
写真にあるSTLink3、お気づきかと思うが自作の下部ケースを実装してある。そのデータはコチラ。