ZaksLevelMeter2を製作してとても良い感じやったんやけど、なんかこうLEDのノスタルジーが欲しくなってしまい、結局LED版も製作するコトに。もちろん、これも部品詰め合わせを作って頒布しようかな…と。
とりあえず、完成見本はこんな感じ
ZaksLevelMeter2の液晶部分がLEDに置き換わっただけやね。ただ、ドライブ回路は結構面倒なコトになったけど。でもなんか、LEDでこんな風に動作するのがノスタルジックに感じてしまうぐらいには、時代が過ぎたんやなぁ…
これもZaksLevelMeter2と同じでボリュームの手前で信号を受け取ってるので、音量絞ってもチャンと動作する。
●仕様
回路としては、大半がZaksLevelMeter2と同じ。LEDを駆動する部分だけが違うだけやね。
10段階あるLEDのうち、赤だけ少し光りすぎるので電流制限抵抗を割増にしてある。これでもまだ少し過ぎてる感があるけど。
こっちも一つ注意点があって、この回路のGNDは実はオーディオ信号のGNDとはレベルが違う。パワーアンプから電源を貰っている関係で、オーディオ信号のGNDはこの回路では9.5Vぐらいの電位になる。
従って、例えばパソコンからファームを書き込む時に、同じパソコンのオーディオ出力をパワーアンプの入力に接続してしまうと、GND電位レベルの関係でどこかが壊れる。
なので、ファームを書き込む時は他の接続は全て外し、書き込み用の線と電源だけを接続するコト。
●部品表
いずれも秋月で確保できるハズ。まぁ、なくてもどこかの電子部品屋で手に入るよね。
Ref | Qnty | 仕様 | 秋月番号 |
C1,C3,C16,C17,C18 | 5 | 0.1uF 1608 | 116143 |
C2,C4 | 2 | 0.1uF 3225(注意1) | 114342 |
C6 | 1 | 330uF 25V | 114450 |
C7 | 1 | 10uF | 113388 |
D1,D2,D3,D4,D5,D7,D8 | 7 | CUHS20S30 | 116304 |
D6 | 1 | 3mm電球色(注意2) | 111633 |
J1 | 1 | L型ヘッダ | 101627 |
J2 | 1 | L型ヘッダ | 101627 |
J3 | 2 | L型ヘッダ | 101627 |
Q1,Q2 | 2 | 2SC3325-Y | 100628 |
R1,R2,R3,R4 | 4 | 47k Ohm | 129458 |
R5 | 1 | 200 Ohm | 106201 |
R6,R7,R8 | 3 | 10k Ohm | 115029 |
R9,R10,R11,R12,R13,R14,R15,R16 | 8 | 100 Ohm | 114660 |
R17,R18 | 2 | 150 Ohm | 130332 |
R19,R20,R21,R22 | 4 | 1k Ohm | 114122 |
U1 | 1 | NJM2746M | 114002 |
U2 | 1 | LT1129IST-3.3 | 115387 |
U3,U5 | 2 | OSX10201-GYR1 | 105347 |
U4 | 1 | STM32C011F4P6 | 118189 |
垂直取付用ブロック | 2 | CB3-8-Z | 107466 |
- 注意1:ここはフィルム系がオススメ。積層セラミックとかはヲイラは使わん。積層セラミックの発するノイズがパワーアンプ方面へ逆流してほしくないし。
- 注意2:色はお好みで。ヲイラは電球色が好き。
●組み立て方
まぁ、回路図と基板の通りに全部品を実装するだけやな(^_^;)。L型ヘッダは、パワーアンプとの接続に使う。電源に2pin、信号に左右各1pinって感じ。先にパワーアンプ基板の方にL型ヘッダをハンダしておいて、本基板を被せる感じでイケる。二つの基板間の結合は垂直取付用ブロックで行う。ネジはお好みで。
電源をパワーアンプ基板からもらっているので、結合を済ませないと電源すら入れられないコトにご注意を。
●動作
繰り返しになりますが、電源とファーム書き込みケーブルのみ接続してファームを書き込むまでは、オーディオケーブルを接続してはいけません。
ファームはSTLink等を経由して以下のelfファイルを書き込んでくださいまし。書き込みアダプタは別に案内しています。
ファームが書けたら、あとはもう何もするコトはないですね。