そういうワケで、こんなお仕事やるなら必須アイテムの一つであるデジタルオシロをゲットしやした。モノはこんな奴。
仕様はこんな感じ。
- 4chデジタルオシロ
- 帯域1GHz
- 最高サンプリングレート4GSample/Sec(単発動作時)
- 等価サンプリングレート50GSample/Sec
- メモリ8Mワード(2ch動作時)、4Mワード(4ch動作時)
- 画面サイズ8.4インチ
ちょっと派手なスペックに見えるかもしれませんが、2001年製のおかげでゲット金額は税込13万円程。最近の格安デジタルオシロが新品で買える値段だけど、この仕様はそうそうないでしょー(笑)。
一応、大手家電メーカーの社内校正ラベルが2014年だったので、とりあえず信じるコトにしといてます(^_^;)。プリンタも付いてるけど、紙はもうないし使わないので無視。軽く落とした雰囲気もなくはないけど、動作としては無問題。
で、なんでこれを選んだのかなんですが、まずHブリッジのゲートのオーバーラップの確認をリアルタイムでやろうと思うと4chが必須なんですね。本当はブラシレスやろうと思うと6ch欲しいけど、そんなもんは夢のまた夢なので、とりあえず4chで我慢。
帯域は、マイコンのクロック周りのチェックをやるとすると、今使ってるのでも16MHz発振ですから、その7倍高調波ぐらいまではないと矩形波にならないので、軽く100MHz以上はないと話にならないワケです。今後はさらに上昇するコトを考えると、少なくとも500MHzは欲しいなと。
サンプリングレートは、当然基本的には単発現象でチェックしますから、この周波数のさらに4倍以上は欲しいよねって感じですかね。なので、あっという間にGSample/Secオーダーになっちゃうんすよ。
あと、ちょうど上記の写真の画面にもあるんだけど、こういったシリアルデータのサンプリングをやった時に、一発でパケットの大半をキャプチャ(黄色い方)して、あとで拡大(オレンジの方)して細かいトコを(デジタル的にもアナログ的にも)見ていきたいので、Kワード単位のモノはハナからアウトオブ眼中なワケです。トリガ条件をあんまり厳密にしなくても、とりあえずキャプチャしてから考えればイイので、ラクチンなんですよね(^_^;)。
で、そんなスペックのモンを現行品で買おうもんなら、軽く100万円は吹っ飛ぶワケですわ(爆)。この世界、事実上の青天井なので、上を見始めるともうとんでもないコトになります。数百万円とかザラですからね。
ところが、世界の有名メーカー製のこの辺のスペックっつ〜のは、実はもうすでに10年ぐらい前には達成してるワケです。であれば、その当時の最新モデル(=10年落ち)ぐらいのを探せば、まぁソコソコの値段で買えるだろうなという感じなんですね(^_^;)。
このオシロのメーカーであるレクロイってのは日本ではマイナーですが、結構ハイスペックのオシロを多数出してるトコなんす。しかも、オプションも結構豊富で、電流プローブとかも専用品を出していて、接続するだけで自動的に電流表示に切り替わったりします。次は電流プローブを探してますが、コレだと専用品が見つかれば非常に簡単に扱えるんですよね…その代わり、超高価ではありますが(^_^;)。
無論、難点もいくつかあって、まずデカい(笑)。いや、画面がデカいのはイイんですが、奥行きも30cm以上あって結構嵩張ります。おまけにウルサイ。デッカイファンがブンブン回ってます。そりゃ2001年の頃の技術でこんなスペック叩き出そうと思ったら、放熱しないとどうしようもなかったでしょうからね(^_^;)。
あと、あの当時の流行だった気がするのですが、バーチカルの操作系がチャンネル毎になっていないのは意外と辛いんですよね。毎回チャンネルを選択してからでないと操作できないので。
でも、一応ある程度の算術演算機能も持っているみたいなので、おいおい色々に使っていこうかなと思います。将来、多少でも余裕ができたら、もっといい奴に置き換えていけばイイわけですし。
とゆーワケで、ヲイラの相棒追加のお知らせ(又の名を、見せびらかし)でした(笑)。