無事、シャバに戻って参りました

毎年恒例の北帰行から無事戻って来ました。今回はカメラのターンだったので、撮影したデータを後ほど整理してアップする予定ですが、ざっと今回の旅で感じたコトを…

●青森港フェリーターミナルは、昔の面影がほとんどない

まだ20代だった頃、神戸から自走で青森までやってくるのが基本だった時期があるのですが、あの頃は「東日本フェリー」という会社が運行をやってました。他にもフェリー会社はあったのですが、貨物専用だったりしてたので、一般向けにはココしかなかったんですな。とはいえ、貨物と混載になってまして、いわゆるドライバールームとかもありました。

で、ココの係員の態度が超悪く、何度もキレたという経験を持っています。窓口でのキャンセル待ちの対応もヒドければ、実際に単車を積み込む作業員の態度も最悪で、一番ひどいのになると「そんな単車に乗って大勢で来るなら、バスにでも乗ってこいや」と平然と言い放つ始末。コッチはバラバラにやってきてるんだけどね。

で、恐らく原因は青函トンネルではないかと思うのだけど、トンネル開通後どうも徐々に貨物の取り扱いが減ったようで、散々すったもんだした挙句に会社更生法から吸収合併で解散らしいんですな。ヲイラにしてみれば、ザマァとしか言いようがないワケですが(笑)。

んで、今回久しぶりに青森港へ行ったのですが…あれ?なんか景色が違う…あの頃、係員とすったもんだしてた東日本フェリーの建物自体が消えてる(爆)。んで、今は「津軽海峡フェリー」ってのと「青函フェリー」ってのの二つがあって、新規に別の建物で営業してるという…。

今回は青函フェリーを使ってみたのだけど、この建物の位置、かつてはキャンセル待ちしてたライダーがキャンプしてた場所だったりします。だから昔の面影が全然感じられないんだなぁ。便数も激減してて、かつては24時間運行で30分に一本はあったハズなのが、今や1時間に一本なかったりもします。船もなんかチッコイのばっかりになっちゃったなぁ…。

いやはや、20年ぶりぐらいの青森だったんですが、変われば変わるモンなんすねぇ…。

●北海道の旅に若い衆が大量に帰って来た

なんつ〜か、「若者のバイク離れ」なんてコトを未だに言う奴がいるなら、ちょっとコッチへ来いって言いたくなるレベルでした。大学生を中心に、結構多くの若い衆が125ccや250ccの単車で北海道へやって来てるんですよね。さらには、自転車勢も結構多かったっす。明らかに、昨年よりも増えている印象です。しかも、このオフシーズンですらも…ですよ。

ただ、やはりしばらく断絶していたせいかノウハウの継承があんまりなされておらず、しかもケータイさえあればなんでもできると思い込んでいるっぽい方も少なくなかったようです。みんなぁ、ツーリングマップルって良い地図帳があってだなぁ…(以下略)

「とほ宿」という言葉は通じても、その元になった「とほ」を知らないとかね(^_^;)。まぁ、シャーナイっちゃーシャーナイんだけど、ちょっと勿体無いなぁって気もします。小冊子としての「とほ」を持ってると、色々と割引があったりしますからね。

でも、そんな若い衆であっても一発で引き込まれてるのがセイコマ…セイコーマートでしょうかね。彼ら若い衆もよく知ってて、すでにポイントカードを作成してた方も…。この辺は、もしかすると「ばくおん」の影響なのかもしれませんが、あの安さ豊富さ、ちょっと走ればセイコマに当たると言えるほどの密度。本州しか知らない人には信じられない環境だろうなと思います。

しかも、いつものホットシェフは安くて美味いですし、ホットシェフがない店舗でも100円パスタは確実にありますし、この利便性に気づいた人は結構多かった感じがしますね。自炊道具を持っていると、さらに便利だったりするので、たぶん次はそういう装備も持って来るんぢゃないかなぁ、きっと(笑)。

あと、若い衆が乗ってる車両を見てチョイと感心したのは、今の単車メーカーって結構チャンと仕事してるんだなってコト。ヲイラはホンダ派なのでホンダに限って書くと、例えばCBR250と聞けばオッサン連中にとってはツアラーというよりは飛ばす方の単車で、あまり荷物積んでという印象はない(そりゃ、あの頃はNSRに荷物積んで来る人もいたけどさ)ワケですが、今の若い衆には当然そんな先入観はないので、現行モデルの単気筒のCBR250に荷物を積んでやってくるワケです。そういう若い衆がなんとか買える値段で、しかもチャンと訴求できてる(=買ってもらえてる)デザインなワケで、これには感心するしかなかったですね。

どうもこの傾向はホンダだけではないようで、他のメーカーからも色々と出ている単車がありますが、チャンと若い衆が買って乗って来てるのが素晴らしかったですわ。

●オッサンの大型離れ

一方4〜5年前ぐらいまではライダーの大半がオッサンで、乗ってるモンと言えばハーレーかアドベンチャータイプがほとんどって印象があったのですが、このオッサンの層にも変化があるようで、結構オフ車に戻って来てる感じがしました。250cc前後の軽いオフ車って荷物積むには最悪なんですが、それでもそっちを選ぶのは大型に飽きたのか、取り回しの面倒さに辟易とされたのか…

何年か前の舞鶴港なんて、半分がハーレー、残りの多くがアドベンチャー系で、いわゆるネイキッド的な奴が全体の一割もいるかどうかって感じで、それも多くが750ccとかだったりしてた頃から考えると、大きく様変わりしてきたなぁって感じでした。

なもんで、車両を見ただけでは世代がわからなくなってましたね。多くの若い衆は当然のように250ccとか125ccだったりするワケですが、中には大型で来てる方もいらっしゃいましたし…。とても良い傾向だなぁと思いましたね、これも。

●ホームセンターパニアの復活

これはさすがに一件しか見なかったのですが、かつては結構見られたホームセンター系ハードケースを無理やりステーで固定する手法が復活していました。しかも、その学生さんに話を聞いてみると別段先輩からの伝授があったワケではなく、自分で全部設計して製作されたとのコト。

しかもこれ、大型の最近の単車に取り付けられていたんですよね。当然、リアはモノサスの車両だったんですが、チャンと内側に行かないようにシッカリとステーを作られていて、色々工夫されてて感心するばかり…。思わず、ウチのAPEにもこの手法で実装しようかなと(^_^;)。

若い衆が帰って来るというコトは、こういう手法もまた復活してくるってコトなのかなとも思いました。

 

そんなワケで、色々と今回も勉強になった旅でありました。いやぁ、だから旅って止められないんですよねぇ(^_^;)。なんか思い出したコトがあれば、追記していくかもです。

以上

Zak について

基本的にヲタクです。いや、別に萌えとかいうのではなく、ハマるとトコトン進めようとする癖があるので、自制が必要だという…。
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