[CB125T] CB400SF用ウインカ移植(2019/11/22追記)

CBの名を冠した車両にもいろいろあるのだが、スーパーホークで単車に乗りはじめ、今もCB-Fに乗っている身としては、ヘッドライトステーにウインカがあるのはどうにもシックリ来ないのと、やはり少し大きめのウインカを付けたいってのがあって、CB400SFのウインカを移植するコトにした。

三又のすぐ上ぐらいにウインカを移植する場合、当然なんらかのステーを用意しなければならない。しかし、ここにチャチな板金を持ってくるのもチと残念なので、今回は3Dプリンタで製作するコトにする。

で、作ったステーとウインカを合体させるとこんな感じになる。これは第一次試作のやつ。

で、コレを実際に車体にあてがってみる。

ケーブルの取り出しは上ではなく後ろにすべきなのと、若干長めなので可能な範囲で短く設計し直す。ホンの数ミリしか短くならなかったけど。

あと、周りどめも検討し、左右を連結バーで接続するコトにした。ホームセンターでソレっぽい奴を買ってきて、実際に全部組み上げるとこんな感じになる。

で、コレを実際に車体に取り付ける。その際、連結バーは後側では通らなかったので、前側で取り付けるコトにした。この辺はどっちにでもできるように設計しといたので、一瞬(笑)。組み換え途中の変な姿はさておき(笑)、うん、この形だよなー(^_^;)。

配線も済ませ、ウインカとして動作するコトも確認済み。すでにウインカリレーはLED対応のものに切り替えてあるので、LED化したウインカがキチンと点滅するコトも確認できた。

さて、早いとこ左スイッチを手に入れないとなぁ…

(2019/09/18追記)

本来はコネタなんだが、ウインカLED化に伴うお話なのと、前置きが長いのと、そこそこ写真の量があるのでココに追記する。

ウインカをLED化しウインカリレーをLED対応のものにしても、問題が発生するコトがある。それは、メーター周りにあるウインカインジケータに起因する。ウインカインジケータが左右独立の場合はなんら問題は発生しないが、安い車両に多い単一インジケータ形式だと問題が出る。なぜかというと、その場合インジケータのランプには「左右のウインカの信号」がその両端に来ているからだ。

電気的には少し不可解な構成なのだが、実は例えば右にウインカを出している場合、ウインカリレーからの信号はウインカスイッチを経由して右ウインカを明滅させると同時に、ウインカインジケータランプの一端に供給される。当然、反対側は左ウインカに接続されているのだが、ウインカランプはワット数が高いため、インジケータランプを経由した電気が流れても点灯しない。

ワット数が高い電球は抵抗値が低く、ワット数が低い電球は抵抗値が高いため、その直列回路に電圧を掛けると按分比的にワット数が低い方により高い電圧が掛かるコトになるからだ。コレをLED化すると、LEDは僅かな電流でも点灯してしまうため、どっちにウインカスイッチを入れても両方のウインカが光るコトになってしまうのな。これはマズい。

解決方法としては二種類ある。一つはウインカインジケータへやってくる配線をダイオードORしてインジケータランプに入れ、ランプのもう一端はアースへ落とす。もう一つは、左右で独立のウインカインジケータにするコトだ。今回は後者を選んだ。ただし、できるだけ見栄えは元のままにした。

まず、3Dプリンタでこんな部品を作る。

これにLEDやCRDを実装し、こんな部品にする。緑の線はアース線、白い基板はウエッジ電球の代わりになる基板である。

で、これをメーターに仕込む。

あとは適当に配線して組み上げておしまい。アース線はヘッドライトの中で適当に接続しておく。すると、こんな感じに光る。

これなら、パっと見はわからない上に、ネタが仕込まれていて、なおかつウインカLED化の問題も解消できるワケだ。

(2019/11/22追記)

フロントフォークのオーバーホール時に同時に作業をおこなったのだが、ウインカステーの形状を変更し、幅を少しツメた。

元のステーはウインカから生えてる雄ねじを受ける形状なのだが、これだとどうしても幅を取ってしまい、若干間延びした感じになるのが残念だったので、雄ねじ部分を除去したウインカを固定できるステーに作り直した。

その結果がこんな感じ。これなら納得の仕上がりやな(^_^;)。

Zak について

基本的にヲタクです。いや、別に萌えとかいうのではなく、ハマるとトコトン進めようとする癖があるので、自制が必要だという…。
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