まさか、今でも需要があるとは思わなかったのだが、なんか欲しい方がいらっしゃるようなので、当時の状況をアップしておこうかと(^_^;)。
まず大前提として、ウチで何をやったのかを列挙する。
- JA2 XTiモデルのトゥデイにJA4 MTRECエンジンを搭載
- ECUをBeat化
この二つの作業を別々のタイミングで行なったので、いくつかの作業は重複してるが、以下ざっくりと状況を書いてみる。
まずECUに関してだが、実はJA2 XTi、JA4 MTREC、Beatは全て同じコネクタを使ったECUを使っている。しかも、JA2 XTiとBeatに至っては基板の形状までホボ同じでケースが違うだけ(基板の中身は当然違う)というコトになっている。
そこでまず、これらのECUの資料を探し出し、配線関係がどうなっているのかを調べた。
このデータは、それらを比較対照するために、同じ表にまとめて並べたものである。実は大半が共通だったりする。違うのは以下の2点のみだったと記憶する。
- JA4は、スロットルセンサーの方向が逆。センサーの信号レベル自体は同じだが、全閉と全開の時の極性が逆。これはエンジン側のセンサのコネクタのトコで、電源とGNDのコンタクトを引き抜いて逆に挿入すればOK
- BeatはO2センサ用のヒーター配線があって、これが切れてるとエラーになる。これはボッシュ辺りの新品センサーを買って取り付け、配線を引いてきて接続すればOK
あと、Beatの場合はインジェクタの容量が異なるらしく、BeatECUにトゥデイのインジェクタのママではロクに走れない。逆に、トゥデイECUのままBeatのインジェクタを入れるとかなり濃くなるが、とりあえず走れる…ただし車検はアウトっぽい。
BeatのECUにする場合、JA2のECUのケースだけ使ってBeatの基板を収めると、まるで最初からそうであったかのように綺麗に実装できる。ただし、手元にはBeatのECUケースに入ったJA2のECU基板が残るので、これを誤って放流しないように管理しておく必要があるが。ヲイラはマジックででっかくJA2って書いたけど(^_^;)。
とりあえず、今思い出せるのはこのぐらいか…またなんか思い出したら、書き足しておこう。