CB125T リアサスまわりオーバーホール(2020/07/01追記)

跨った瞬間にリアから「キコッ」って音がしているので、有名な「プロリンクの固着」が発生しているのは間違いなさそうや。なので、これのオーバーホールを行うコトにする。

まずは部品集めと情報収拾からなんだが、部品集めは実はもう概ね完了した。すでに公式ルートではゴソウダンになっている部品もあったが、海外ルートやヤフオクルートを使ってとりあえずは確保できた。

問題は情報集めで、まずドコがキコキコ言う原因なのかについて先人の知恵を拝借すべく色々と調べていったのだが…どうも不可解なお話が散見されるので、自前で調査してココにアップしていこうと思っている。

まず今回の方針として、概ね純正部品によるオーバーホールとし、スイングアームの付け根だけはニードルベアリングに差し替えるコトと考えている。これは以下のような考察による。なお、パーツリストの当該ページを見ながら読んで頂くことをお勧めする。

●ショックアブゾーバーとクッションアームASSY間の関節に関して

プロリンクは、基本的にはスプリングやダンパーの動きを極力少なくするように作用している。従って、もっとも多く動くのはスイングアームの付け根、少ないのはショックアブゾーバーの軸というコトになる。ここで、ショックアブゾーバーの下側(=クッションアームASSY)を見るに、ショックが取り付く部分はいわゆるゴムブッシュ(=ダンパーロアーブッシュ)になっている。一般の二本サスの場合でもココはゴムブッシュが多く、つまりこの軸はあまり動かないと考えて良いだろう。ゴムブッシュが回転方向に多少変形する程度の動きしかしないと見て良いと思う。

こういう軸を無闇にベアリング化すると何が起きるのか…というと、経年劣化でクリック感ができてしまうハズだ。コレの典型がステムベアリングで、劣化した奴ってセンター付近で「コキッ」って動きになると思う。コレがサスで発生して良いことなど、何もないと思う。

従って、ココはゴムブッシュのまま劣化の確認に止めるコトにする。

●クッションコネクティングロッドASSYとクッションアームASSY間の関節に関して

これ色々考えたのだが、恐らくパーツリストにはない部品がクッションアームASSY側に仕込まれてる可能性が高い。

通常、こういった関節部分には「どこが摺動面になるのか」という話がある。実際に擦れるのはドコか?ってコトなんだが、少なくともボルトとカラー(クッションアームピボットカラー)の間は絶対に擦れてはイケナいハズだ。なぜなら、ココのボルトは普通のボルトであり、締結すればカラーを抑え込む構造になっているので、恐らくクッションコネクティングロッド/クッションアームピボットカラー/ボルトは一体となって動くと読むのが正しい。

となると、摺動面はクッションアームピボットカラーの外側とクッションアームASSYの穴の内側ってコトになる。実際問題、そこにあるコネクティングロッドピボットダストシールもその面を守っている。とはいえ、このアームはどう見ても単なる鋳物の部品だ。そんな部品に直接クッションアームピボットカラーをグリスだけで触れさせるとは思えない。であれば、その隙間になんらかの摺動材(オイルレスメタルとかね)が挟まっていると考えるのが順当だろう。この辺りは実際に分解した時に念入りに調査し、場合によってはその摺動材の交換等を検討しようと思う。

当然だけど、恐らくココも動きとしてはかなり少ないハズだ。ゴムでは対応できない程度には動くにしても。なので、ココのベアリング化も同様の懸念を感じる。

●クッションコネクティングロッドASSYとフレーム間の関節に関して

上記と全く同じ問題がコネクティングロッドピボットカラーにも言える。ただし、ココは恐らくそれなりに動く可能性が高い。コレをどうするかも、バラしてからの検討とする。

●クッションアームASSYとスイングアーム間の関節に関して

ここはブッシュが入って積極的に摺動させる構造になっているので、とりあえずそのまま部品交換のみでオーバーホールするコトにする。

さて、どうなりますやら…

(2020/06/25追記)

そういうワケで、ここ数日を使って分解し清掃し白サフを吹くところまでたどり着いた。分解中は手も油だらけになるので写真はナシ(^_^;)。分解が終わったところでいくつか参考写真を撮影した。

まず、パーツリストではイマイチ構造が掴み切れないこの部分、分解してようやくOリングが入る場所が理解できた。なるほど、ここで封止してたのか。右の写真の缶のフチに乗り上げてるネジがソレ。

次にフレームとプロリンクの結合部分。見事に軸がカジっているが、問題はこの穴の方で、まさかの穴あき板が筒状になって嵌めてあるだけだった。確かに穴の部分にグリスは溜まるが、そりゃじきに焼きつくやろ。

で、一番問題のアームとリンクロッドの間。見事に固着しててどうにもならん。何度かしばき上げて分解したけど、ここも穴の中は同様に穴あき板が入ってるだけ。そりゃアカンわな。しかもココ、衝撃の事実として実は締結ボルトが緩めてあった。つまり、固着していないのを装うため?に、ボルトを緩めてカラーとボルトの間で摺動していたらしい。そのため、ボルトまでが真っ赤に錆びてやがる。

で、外した部品をトレイに入れて部屋に持ち帰り、ひたすら洗浄。その後、ミッチャクロンからの白サフ仕上げを行なった。ベランダで塗装後、ある程度乾燥してから部屋に取り込んである。ここから数日以上は乾燥の予定。

で、そうこうする間にヤフオクで落とした謎のサスが到着。NS125Rのものではないかとされるのだが、概ね純正サスに近い。組み上げ時はこっちを使う予定。

さて、次はいつ作業できるかな。本塗装の塗料もまだやし、部品も一部変更の予定で到着してないし…

(2020/06/29追記)

なんか、発注した塗料がえらいサッサと到着したので、早速朝から塗装作業。スイングアームは3回塗り、それ以外は2回塗りで1缶終了になった。

さて、今回のオーバーホールには色々と細工を予定している。まず、スイングアームのピボットはニードルベアリング化する。これはそういうキットがあるので、それをそのまま使用する。

実は、プロリンクアームとスイングアームの結合部にも合うニードルベアリングが後で発見されたので、現在発注中。間に合うかしら。

そして、あの憎っくき固着部分に関しては、これが打ち込めないかと考えている。オイレス工業のドライメット。モノタロウで買える一番重負荷OKな奴。グリスの併用も可らしい。

本来の純正品は両方とも35mm長みたいやが、そんなに長いのはない。しかし、15mmを穴の両側から打ち込み、中心に残った5mm幅をグリス溜めにすればイイのではないかと思ったので、それを購入。うまく打ち込めるかしら…。

予定では、カラーをガイドにして押し込めばどうだろうと思っているが…はてさて…。塗装が完全に乾燥したら、作業しよう。今週末かな。

(2020/07/01追記)

さすが二液ウレタンは乾燥(というか反応)が早いので、少しずつ加工を進めることにする。さて、まずはスイングアームのピボット軸にニードルベアリングを圧入しよう。今回の作業用に少し大きめのシャコ万(C型クランプ)を購入したので、それでサクサクと圧入していく。これは超便利(^_^;)。

あ、このニードルベアリングには向きがある。軸のリテーナーまでカバーしている側を外に向ける。こうしないと、グリスニップルからのグリスが入っていかないからね。さて、次はまた少し機材待ちか…別途発注したニードルベアリングが早く到着すると良いんやが…

(継続中)

Zak について

基本的にヲタクです。いや、別に萌えとかいうのではなく、ハマるとトコトン進めようとする癖があるので、自制が必要だという…。
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