もう40年近く燻っていたネタなんだが、色々と思うところがあるので、アナログシンセの自作をやってみようかと思い、チと色々始めるコトにした。
遠い昔、「実践シンセサイザー」というムックが電波新聞社から出版されていた。イントロは当時流行りのシンセサイザーを使うミュージシャンの記事(当然、YMOも大枠で掲載)なんだが、途中から今でいうDTMの話になり、トドメにアナログシンセを自作するというコトで、回路まで掲載した記事が含まれていた。上記リンクによればいくつかの大学図書館には残されているらしいので、アクセス可能な人は読んでみてほしい。
で、実はヲイラも今でも所有している。いつかこの回路を組んでみようと思いつつ40年ほど経過したって感じ。当時のヲイラにはまだまだアナログ回路の権化みたいな回路は扱いきれなかったし、それは今でもまだ若干ビビってるレベルで難しそうだとは思ってる。
が、お仕事の内容が多様化し、これだけデジタルの世界になっても今だに残るアナログサイドを扱うコトが増えてきてしまっているコトを考えると、そろそろこの辺もまたシッカリとやらなアカンのやろなと思うようになった。
また、あの頃と違って扱う部品の種類も変わり、基板製造のハードルも異様に下がってしまった。しかも数年前ぐらいから、なんか聞くところによるとEuroRackというキーワードで検索できるアナログシンセの世界が深く静かに「振興」しており、あの頃の信号規格が今でも生きているコトに気づいてしまった。昔と違い、プラグも6.5mmのフォンプラグから3.5mmのミニプラグに変化しており、数千円程度で手に入る材料でラックから組み上げていけるコトもわかってきた。
要するに、いろんなハードルが時間によって低くなり、もしくは消されていったワケだ。これはやるしかあるまいよ(笑)。
というワケで、どこまで出来るかわかんないけど、EuroRackに手を出してみるコトにした。出来るだけ自分でモジュールを作る前提で色々やってみようと思う。
とりあえず大風呂敷を広げておくと
- ラック/電源関係のバックグランド
- いわゆる808っぽいドラムモジュール
- いわゆる303っぽいベースモジュール
- いわゆるシステム100っぽい音源モジュール
- MIDI-CVコンバータモジュール(ベロシティ付)
- ミキサーモジュール1(単音入力ステレオ出力、レベル調整なし、パンポットあり)
- ミキサーモジュール2(ステレオ入力ステレオ出力、レベル調整あり)
さて、どこまで出来るかな(^_^;)