ラックがあっても電源がなければモジュールは動作しない。当然やけど(笑)。なので、電源も用意しよう。
調べてみると、昔は±15Vの電源を必要としたものだったが、最近は±12Vで動いてるらしい。あと、デジタル用なのか5Vの電源もオプション的にあるそうな。とりあえず、アナログ系をやるだけなら5Vは不要なので、±12Vの電源を用意するコトにする。
で、大昔ならここでトランスを用意して、昔ながらのシリーズレギュレータを組んで…ってやるトコなんやが、ここでも少し試してみたいコトがある。最近のDCDCコンバータって結構よくできてるし、スイッチング電源もよくできてる。であれば、一度それらで組んでみたらどうだろうか…と思ったワケ。
で、秋月で色々買ってきて回路を組んでみた。

要するに、秋月のスイッチング電源12Vをメインとし、そこから絶縁タイプのDCDCコンバータを経由して再度12Vを生成して、それをGNDのさらに下に配置すれば、±12Vの電源になるハズなのね。一応、秋月の12V電源の中でもリップルの少ないやつを選んでみた。
バラック状態で無負荷時のノイズを見てみたんやが、多少出ているものの、そんなに気になる感じはしない。まぁイケるんとチャウかな…たぶん(笑)。
元電源が2Aまでイケる奴で、DCDCコンバータが0.5Aだから、+12V側が1.5A弱、-12V側が0.5A程度ってスペックなんだが、これはプラス側の単電源になる奴もありそうなのと、ロジック回路を組むなら12V側から電源を取るだろうからという読み。あとは実際にモジュールを色々組んでみて、どれだけ使うのかによってまた変更していく予定やね。
既に基板も発注済みなので、しばし待ちやな。
(2021/03/23追記)
とりあえず、側板と一緒に発注してた基板が来た。側板に比べると超小さい。黒いのが50 x 100mmになる。表のプレートも基板として作ってもらった。寸法が間違いなく出るのはわかっているし、レジストの色が結構綺麗やし。
で、これに秋月で買ってきた部品を取り付けるとこんな感じ。なんかソレっぽい?(笑)
これを、作ったばっかりのラックに固定してみた。うん、きっとソレっぽい(笑)


とりあえず、実験用の電源としてはこれでイイかな。将来的にもっとデカいのが必要になれば、その時にまた作ろう。コレはコレで、モジュール単体での実験には使えるだろうし。
(2022/09/18追記)
この電源にも合う汎用のパワー基板を製作した。製作代を安くするため、長さを100mmとし連結して使える仕様になっている。



今回はボックスヘッダを使ったけど、差し込む時のミスを考慮しないなら40x2Pのヘッダを使っても良いかな。
一番左端が10Pのコネクタになってるのは、ココが上記の電源モジュールからの接続部分だから。