[Camper] トレーラーの車軸あれこれ

いやぁ、色々ありますわ(^_^;)

最終目標としては、以前作ってもらったトゥデイのリアホーシングベースの車軸に入れ替え、サブブレーキとしてドラムブレーキを使えるようにしたいのだが、これには改造申請が発生する。そのため、現在はまず先に構造変更を行い、ボートトレーラーから事務室トレーラーに変更する作業を行なっている。

当然、車軸も一旦元のものに戻して調整しているのやが…ここで色々なコトが判明してきた。まぁ、元の車軸はいずれ外す予定ではあるのやが、一応記録しておく。

●車軸の仕様に関して

このトレーラーの製造元は今でも現存していることが分かったので、素のトレーラーだった頃の写真を添付して車軸関係の仕様を問い合わせてみた。

案の定、その会社の製品であるコトが確認され、車軸に関して以下の情報を得た。

  • 車軸のベアリング:44649 / 44610
  • ベアリング仕様から来る車軸直径:1-1/16インチ
  • ハブ番号:2200
  • ベアリングキャップ直径:1.980インチ

これらの情報は、最悪この車軸を改造せねばならなくなった場合には有用だろう。

●車軸の左右に関して

まず、車軸には板バネが当たる部分に穴があり、板バネを束ねているボルトの頭がハマるようになっている。そのため、左右方向にはホボズレない構造になっているのやが、どうもホイールを取り付けるとなぜか右側だけ若干ハミタイしやがる。

おかしいと思って色々作業してみたところ、どうも右のハブのオフセットが数ミリズレてるみたいなんよな。ホイールを左右変えても変わらなかったし、車軸自体は先の板バネとの噛み合いがあるのでセンターが出ていたハズ。そうなるとハブの作りかもしくはベアリング関係でズレがあると考えるしかなかろう。

規定を確認すると、被牽引車両は相変わらずハミタイ不可なので、当初履かせていた155/70-R12を145/70-R12に履き替え、それでも残る数ミリのハミダシは、よくあるフェンダーモールで誤魔化すコトにした。

フェンダーの範囲は前30度/後50度なので、ギリ大丈夫かな。

●ハブキャップのはみ出しに関して

実は前から疑問だったんやが、この車両は旧形式のため横幅1400mmが規定幅になっているのに、なぜか実は車軸の先端で幅を測ると1430mmもあった。しかし、実は引き取ってきた直後もこの仕様のままで車検は通っているんよな。

箱を載せると余計に目立つ感じで、これはなんか言われるかも…って思ってた。

規定を探しても車軸だけ大丈夫だなんてお話は見つからなかったし、おかしいなぁと思っていたんやけど、最近理由が判明した。

ボートトレーラーを買っておきながら、実はボートトレーラーとして使う時の手順とか全然知らなかったんやけど、これってボート積んだまま水の中にドボンするのが前提なのな。どおりでウインチがついてたけど、そのロープがボート側ではなく前側に向いてたワケや。

で、ドボンするからには車軸も何もかも水に浸かってしまうワケやが、当然車軸内部にはベアリングがあってグリスたっぷりになっている。そこに水を侵入させない為にシール類も装備されてるけど、同時に追加グリスを叩き込むニップル付きの専用キャップってのがあって、キャップ自体を外さなくてもグリスアップできるようになってるのな。この出っ張ってる黒ゴムのキャップは、そのニップルを隠すためのものらしい。

当然、ニップルが出っ張る分横幅の大きなキャップになってて、これが規定値をハミだしてたんやな。今回からはボートトレーラーではないので、そんなん付けたままやと何を言われるかワカランので、一般の打ち込みキャップを購入し、打ち替えた。

うん、まったく出っ張らなくなったな。

ちなみにこのキャップ、数値上はトレーラーメーカーに問い合わせて教えてもらった直径(1.98インチ)ってコトで売ってるんやけど、実際にはコンマ1ミリ程度太く、そのままではいくら叩き込もうとしても打ち込めなかった。なので、仕方なくグラインダーで打ち込まれる場所の外周をひたすら削って調整し、洗浄して打ち込んでみるってコトを繰り返した。洗浄しないとグラインダーのカスが内部に入り込んで非常にマズいコトになるからな。

プラハンマーで叩いていたけど、何度かミスった関係で少々歪なコトにはなったが、なんとか無事左右とも叩き込みに成功しましたわ。

Zak について

基本的にヲタクです。いや、別に萌えとかいうのではなく、ハマるとトコトン進めようとする癖があるので、自制が必要だという…。
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