CB125Tにブレンボキャリパ

とりあえず、案の定フロントブレーキがあまりにプアなので、車両到着前から検討していたフロントブレーキのブレンボ化作業を…。

なんで車両到着前から検討できたのかというと、実はCB125Tのフロントブレーキ周りの寸法は、CB-Fと概ね同じというコトがわかっていたから。ブレーキディスクもCB-Fのものが流用でき、それだけでビッグサイズになるのですな。

で、ここに定番のブレンボ4POTを投入しようかと…CB-Fだとコムスター部の幅問題があってφ276mmのディスクでは色々厳しいのですが、CB125Tのキャストホイールの場合はその問題もまったく無いみたいなので、最初から普通の4POTを投入する予定で色々作図しました。

ネットを検索してみると、実はブレンボのキャリパってある程度の寸法図は公開されてるんですね。コレと実測データを使い、いつものAlibre(3D CAD)でサクサクと作図したのがこちら。

発想としては、コレをフォークボトムにボルトナットで固定(左側の2つの穴)、スペーサをカマしてキャリパを固定(右側の2つの穴)すればイイかな…と。計算すると、スペーサは11mm近辺らしいので、市販のM10/t10mmのアルミスペーサを使い、あとはシムで調整するコトに。

で、とりあえず仮チェックってコトで、3Dプリンタで出力して当ててみるとこんな感じ。

まだディスクは元のままなので、キャリパの位置がヘンに見えるけど、一応大丈夫っぽい。少し不安のある部分を修正して最終版とした。

コレをアルミから切り出すワケだが、当初は自宅のCNCフライスで切り出す予定だったのだけど、最近ミスミが始めたサービスが面白そうなので、まずは仮に見積もりを取ってみた…4500円ほどで切削と白アルマイトまでやってくれるらしい。しかも、8/31までは二割引なので3600円程度…コレはサッサとやるしかないな(爆)。

早いとこ、ディスクを確保しようっと。

(2019/08/24追記)

部材も揃ったし、ミスミの切削サービスの割引期間がもうすぐ終わるので、さっさと色々作業した。

まず、到着したCB750FAかFZ辺りのディスクとCB125Tのディスクの比較。さすがにこの差はデカいな。245mmと276mmだもんなぁ。

で、今回はディスクを固定するのに特殊な方法は取らず、カラーと通常のボタンボルトで固定した。というのも、CB750Fのディスクはφ8mmの穴、CB125Tはφ17mm程度の座繰り付きφ10mmの穴と、実は穴の仕様が異なる。これは同じM8ボルトでも、CB125Tの場合ではディスクとホイールに入ってすぐの辺りまでをφ10mmの段にしてある段付きボルトで固定しているため。一部にはCB750Fのディスクに削り込みを行なって同仕様にするケースもあるようだが、ヲイラ的には「そもそもCB750F自体がM8の単なるボルトで問題なかった」ワケなので、気にしないコトにした。

とはいえ、ホイール側にもφ10mmがハマる部分の先にM8のネジが切ってあるので、そのままだとブレーキング時にヨレ曲がりやすい。そこで、内径8mm/外径10mmのカラーを投入するコトにした。ボルトは六角ボタンボルトで材質はSCM435…いわゆるクロモリ鋼のボルトを使用する。ここに普通の鉄とかステンだと、後が怖いので…

どちらもモノタロウで手に入るんだが、結構余ってるのでオフ会とかで希望者がいたら転売でもしようかしら(笑)。5個セットで300円ぐらいかしら(^_^;)。

で、サクサクと作業を進めて組み上がったのがこんな感じ。

なお、FAとFZは1ポットキャリパだったので当たり面の幅が広い。実際にはこの2/3程度しかパッドが当たらないので、あとでペイントマーカーか何かで使わない部分は黒く塗っておこう(笑)

クリアランスを確認したところ、概ね良好な感じがする。オフセット的には現状では0.5mmのシムを1枚入れたい感じやが、これは実際のアルミの部品が来てからにしよう。さて、これもミスミに発注するか。

(2019/08/26追記)

部品屋でホースを買ってきたので、早速取り付けてフルードを入れ、怒涛のエア抜きを行なった。久しぶりにやるエア抜きがなかなか進まないのだが、今回のホースはバンジョー等が外せるタイプなのと、キャリパ側をアダプタ方式にしたので、一旦アダプタのトコでホースを外して作業した。

キャリパ側はブリーダからシリンジでフルードを逆流させ、アダプタから溢れてきた時点で第一次エア抜きは完了。マスター側はリザーブタンク底のフルード穴に、シリンジからのゴムホースを押し当ててマスターカップ内部に強制注入した。

実はブレンボのマスターを使ったエア抜きは今回が初めてなんだけど、これレバーを握らない状態であってもほとんどフルードが入っていくスペースがないのな。なので、ブレーキホースを接続した状態でキャリパ側から逆流させようとしても、リザーブタンクへなかなか抜けてくれず、うまくいかなかったのよ。なので、ブレーキホースからフルードが排出されるまで、上から穴に強制的に押し込んでみた。

その後、ブレーキホースをキャリパアダプタに接続し、本来のエア抜き開始。すでにこの時点で2時間は経過しておりヘロヘロだったんだけど、この作業は途中で止めるワケにはいかないので、ひたすらブレーキレバーとブリーダを操作しまくり〜の、フルードを継ぎ足しまくり〜の。

それでも後から後からエアが出てくる。ブリーダからも、リザーブタンク底の穴からも。いつものホンダのDOT4の缶、たぶん半分ぐらい捨てたね(笑)。とりあえず2時間ぐらい格闘し、それなりにブレーキが握れる感じになってきたトコロで本日終了。一度落ち着けてやり、後日再度やらないと、最後のエアが抜けてくれないのよな。どうせアルミのキャリパサポートもまだ到着してないし。

とりあえず、キャリパ、ホース、マスターはこんな感じになった。スピードメーターケーブルのガイドがいい塩梅だったので、ブレーキホースもココを通してある。純正ホースの通り道はあまりに難解なので、同じコースを通すのは諦めた。マスターのブレンボロゴにはグっとくるものがあるな(当然自己満足)

(2019/08/31追記)

ミスミに発注してるキャリパサポートがやってくるまで何もするコトがないので、ついタッチアップペイントで細工を…裏側は面倒なので塗っていませんが(笑)。

(2019/09/07追記)

ようやくミスミに発注してた部品が来た。3Dプリンタ製との比較はこんな感じ。ま、当然同じ形状になる。

きちんとバリとりされアルマイトされてるので、すでに製品のようにしか見えない(^_^;)。

で、コレを使って再度組み上げ直すとこうなる。

今回はシムを入れて正しく調整した。シムの量は0.5mmを2枚。つまり、スペーサ長さは設計通りの11mmってコトが確認された。

この時の各部のクリアランス等はこんな感じ

とりあえず、この項はこれで完了かな。

(2019/09/19追記)

色々仕上がってきたので試走してきた。なんかブレーキ周りからシャカシャカと音がする。ブレーキの効き自体はチャンとしてるのだが。

帰宅して調べてみると、ディスク板の表面の荒れが場所ごとに異なる。これたぶん、もともと手に入る前の段階での、放置貼り付きの跡やな。ジャッキアップして手で回して音のする場所を確認しながら、サンドペーパーでディスク表面を磨くと、徐々に音は低減した。

Zak について

基本的にヲタクです。いや、別に萌えとかいうのではなく、ハマるとトコトン進めようとする癖があるので、自制が必要だという…。
カテゴリー: CB-T, なんか作る, メカ, 乗り物, 単車 パーマリンク