キャブのセッティング関係があまりにやりにくい(エアクリ箱の取り外しが厳しい)ので、キャブはパワフィル化を検討しているのだけど、その際問題になるのがバッテリ置き場…
なんでバッテリ?って普通は思うかもしれない…ヲイラも現物を確認するまではわからなかったっす…パーツリストを見ていても。
実は、CB125Tのバッテリって、エアクリケースの上に乗っているんですな。しかも、エアクリ箱は左右で別の箱になっていて、車体中央部分にそれぞれ窪みがあり、そこを跨ぐ形でバッテリが設置されてるという…つまり、エアクリ箱を片方外しただけでバッテリは落下するワケです(笑)(だれや、こんな設計したやつ)
従って、エアクリ箱を除去するにはまず、バッテリ設置場所を作ってやらないとマズいワケ。幸いなコトに、エアクリ箱の固定穴が結構いい感じの場所にあるので、コレを流用して元と同じ位置にバッテリを吊ろうという算段です。これもまた、ネットにはいくつか例が上がっているのですが、いずれもヲイラ好みの作例ではないので、ヲイラなりの方法でやろうかと。
材料はホムセンによくあるアルミのバーを使います。3cm幅のt2mmぐらいので大丈夫かな。コレをベンダーで曲げ、要所に穴を開けてボルト固定、分解不要な部分はハンドリベットを使おうかと。工具は手持ちにあるので、必要なリベットを発注って感じかな。
最近の傾向を見ていると、よほど急ぎのモンでもない限り、この手の材料は結局モノタロウに発注するのが一番ラクで安いみたいですね。なんせ、ブレーキパッドとかエンジンオイルまであるもんな。送料は購入額税抜き3500円以上は無料になるので、単車とか弄る部品ならあっという間に超えるし。
とりあえずナンバーがついて街中走行に問題がないコトが確認できたので、また分解してエアクリ箱を除去し、採寸を開始しようっと。
(2019/07/31 追記)
ガレージでエアクリ箱を除去し、とりあえずキャブにはパワーフィルタを装着。その上で各部の寸法を採寸してサクサク作図。できたのはこんな感じ。
全部幅25mm、厚み2mmのアルミバーで構成。接合はリベットね。一応、接着剤も併用の予定だけど。すでに材料は発注済みなので、到着次第部品加工を行う予定。
(2019/08/12 追記)
久しぶりに小型ヤゲン曲げ機を導入し、サクサクと加工。切断はプロクソンの丸ノコね。このヤゲン曲げ機はもう廃番なのか、webが見つからなくなってた。

で、サクサクと組み上げ。ブラインドリベット最高(笑)
で、コレを持って意気揚々とガレージへ向かい、実際に乗せようとすると…あああああ、絶対に通らない知恵の輪だコレ(自爆)。あと、一部フィルタに当たる部分もあるコトに今頃気づいた。仕方がないので設計変更し、バッテリのカゴだけ残して後は分解廃棄。で、新設計分では一部組み立て式に変更した。
まだ正式なネジ関係が到着していないので、手持ちのネジで仮組みしてみる。まず前後方向のバーを固定。あ、なんか当たり逃げが足りない…

仕方がないので外して再加工。さて、どうかしら。
うん。まぁこんなモンやろ。当たり逃げを施したのは、ネジ固定部二箇所と屈曲部。ココで逃して寸法を合わせる算段なんだが、角がフレームに当たってた(笑)。なお、前側はフィルタを避けるためにt10のスペーサで浮かせてある。一応、この辺は図面にもフィードバックしとこう。
で、今度は橋渡しを入れる。横から、フレームを少し撓ませれば入る(笑)。
橋渡しを適切な位置に移動させ、同時にケーブルも避け、バッテリのカゴを上から入れる。で、橋渡しをスライドさせてカゴを挟み、ネジで固定…今回はロックナットがまだなので、ネジを差し込んだだけ。また、カゴも載せただけ。だけど、構造上で保持してるので、このままでもチャンと載る。フィルタとのクリアランスも予定通り。
で、実際にバッテリを積んでみる。ネジで固定してないけど、当然落ちない。一応完成かな。最終的なネジが到着してから、もう一度組み上げ直すけど。
(2019/08/12 再追記)
図面の方にフィードバック修正入れた。こんな感じ。
(2019/08/13 追記)
ネジ類が到着したので、全部固定して完成。バッテリも接続して、数日ぶりにエンジンの起動も確認できた。
(2020/09/21 追記)
そういや載っけてなかったなぁって気がついたので、このバッテリケースのデータを公開。とりあえずフリーで使ってイイけど、商品化とかお考えの時は必ずご一報を。