[Camper] トレーラ関係の法律を勉強しよう(2021/06/18追記)

トゥデイにヒッチメンバーを取り付けた以上、次はトレーラをどうするか…なんだが、その前に関連する法律を確認しておきたい。

現状、軽キャンパートレーラをどうやって自作するのか?を検討中なワケだが、当然ナンバーのつく「車両」であり、法律上は「被牽引自動車」なワケだから、保安基準が存在する。これをできるだけ紐解いて「何ができるのか」を考えていこうと思う。

なお、最低ラインとして平らな荷台のカーゴトレーラに自作のシェルを積むというのは前例が案外豊富にある。いわゆる軽トラキャンパーの類がソレで、トレーラであっても基本的に法律は同じなのでそのあたりはまぁ大きな問題はないだろう。重量関係だけは厄介だけど。

●改造した車両を検査する時の移動に関して。

道路運送車両の保安基準 第56条によれば、基本的に「改造場所と試験場の間」の往復に関しては、仮に基準に当てはまらない部分があったとしても、最低限の灯火があれば運行には問題がないみたいやな。ただ、臨時運行って形なので仮ナンバーが必要になるのかもしれんが…。 →2021/04/19追記分へ

●車両総重量と最大積載量

軽トラックの場合、最初から仕様に決まった積載量が最大になる。大抵は軽自動車枠最大の350kgのハズだ。ところが、トレーラの場合は「牽引する自動車に認められた限度」という制限がある。牽引できる車両の総重量に限度があるワケね。いわゆる950登録とか302登録ってのは、ソレを決めるお話になってる。

現状、ウチの場合は主ブレーキ無しでの牽引において、車両総重量が360kgまで認められている。当然、車両重量が10kgのトレーラーなんて存在しないので、これはそのまま最大積載量に制限を受けるコトになる。つまり、360kgからトレーラーの車両重量を引いた値が最大積載量になる…というコト。

しかも、例えばトレーラの車重が100kgなら260kgまでのシェル…には、実はならない。なぜなら、最大積載量には決まりがあって、50kg単位でしか認めてくれない(条文どこだっけ)。従って、この場合は250kgまでというコトになる。当然、トレーラの車重が120kgになった時点で一気に減って200kgになっちゃうのね。

カーゴトレーラにシェルを積む場合、この辺りが重要になってくる。意地でも110kg以下のカーゴトレーラを探す必要がある。もしくは、何らかのトレーラを改造しカーゴトレーラにする場合に、車重を110kgまでで抑えないと、50kgも最大積載量が減らされてしまうコトになる。

●箱型のカーゴトレーラの要件

ここからがある意味このページの本題なんだが、上記のように積載量の問題があるのと、当然のコトながら車検時にはそのシェルを外さねばならないという問題を抱えるコトになる。軽トレーラは2年に一回とはいえ、これは若干厄介だ。

で、色々書籍を読んだりして調べると、いわゆる箱型のカーゴトレーラというのもアリだというコトに気づいた。商品としても、そういう箱型のトレーラってのを販売してる。というコトは、例えばキャンピングトレーラの一歩手前みたいな箱だけの車両を製作しそれで車検を取れれば、車検時は内装のモンだけ下ろせば済むハズだ。

問題は、車検に適合するために必要な要件がなんなのか…なんだよね。

とりあえず、道路運送車両の保安基準 第18条によれば、「しっかり作れ」としか読めない内容になってる(^_^;)。ここの公示は道路運送車両の保安基準の細目を定める告示 第178条なんだが、ハミ出るなとか色々あるものの、基本的にはやっぱり「しっかり作れ」としか読めない。

しかも、今回は「荷室」扱いの予定なので走行中に人が乗れない代わりに、乗員に対する保護は一切考える必要がないハズだ。

これはまた、少し相談に行く必要がありそうやな…。

(2021/04/17追記)

自動車の用途等の区分について(依命通達)という通達を見つけた。これによれば、軽貨物自動車の要件として

  • 荷物を置く床面積が0.6m2以上
  • 物品の積卸口が縦600mm/横800mm以上で、側面なら真横から見て0.48m2以上
  • 乗員はゼロなので、床面積割合/重量割合/隔壁等の考慮は不要

と規定されているようだ。この辺を踏まえて質問書を作成し、週明けにもまた軽自動車検査協会へ行ってみるか。

(2021/04/19追記)

軽自動車検査協会に色々問い合わせた。

まず、試験場との往復に関してだが、厳密には市役所の判断だけれども、大抵は既にナンバーがついていれば、そのナンバーで試験場まで持ってきてるとのコト。これは一安心。

次に、保安基準内の乗員に関する規定だが、これは荷室扱いで乗員はゼロなので全て無視して良い。ま、当然やな。

間口案件という呼称をされていたが上記の積卸口の規定は重要で、これと「荷台」面積があれば軽貨物として成立する。要するに、平らな床の面積が0.6m2あればOKってコト。

ただし、一件抜けていたコトとして、最大積載量の最低値は100kgだというコト。軽貨物である以上、100kgは積める前提でなければならない。これは逆算すると、牽引車の牽引できる車両総重量が360kgなので、車体を260kgまでで製作せねばならないというコトになる。ただ、車検時にそれだけの余裕があれば良いというコトでもあるので、例えば装備のいくつかを取り外し式にしてしまえばクリアしやすくなるだろう。

最後に、旧規格の軽自動車が新規格の軽トレーラーを引く場合だが、まだその根拠条文を見つけられていないものの、牽引する車両より牽引される車両の幅の方が広い場合、片側150mmまでであれば問題はないそうだ。現状、いわゆる旧規格の軽は車幅が1.40mで、現行規格は1.48mとなる。片側ならその差は40mmなので、問題はないらしい。

(2021/05/15追記)

手に入れたベースのトレーラの車検の時に、また色々とお聞きしてきた。

まず、元が旧規格のトレーラ(幅1400mm)については、たとえ構造変更をしたとしても新規格(幅1480mm)にはできないらしい。登録初年度で判断しているみたいやね。ま、これは一般の軽自動車もそうやな。

次にトレーラの改造に関してやが、フレームを切った貼ったしてホイールベース(この場合は恐らくヒッチボール部から車軸までの距離)が変化するのは構造変更になり、なおかつ強度計算が必要になるらしい。これは念頭になかったが、幸い手に入れたものはそこまでしなくてもなんとかなりそうなコトがわかってホッとしている。

軽自動車のリアのホーシングに入れ替えるのは、恐らく強度的には問題はないと思われるが、現物確認しないとわからないとのコト。ま、その前にプラン設計して相談に行く必要があるやろな。この辺はお店とも相談が必要だろうね。

(2021/06/03追記)

お店と相談した内容を持って、再び軽自動車検査協会を訪れた。確認内容は以下の二つ

  • フレームに溶接して新たなステーを増やすのはアリか。
  • 駐車ブレーキをドラムブレーキに変更するのはアリか。

前者に関しては、溶接で追加する分にはなんら問題はないとのコト。

後者に関しては、結論から言うと条件付きでOKっぽい。ただ、理屈が少々厄介だ。

まず、「ブレーキの改造」に関しては非常に厳しい制限があり、ホイールを直接止める方式のもの(ロッド式とかチェーン式とか)を、間接的に止める方式のもの(ドラム式とかディスク式とか)に変更したり、その逆に変更したりする場合、いわゆる強度計算とかブレーキの効き具合に関する様々な項目をクリアせねばならない。これは絶対条件なので、この条件自体には抜け道はない。

また、ドラム式からディスク式への変更やその逆についても、改造と見做す旨の項目が法律上存在しており、これも同様に抜け道はない。

しかし、ロッド式とチェーン式を相互に変更する分については、きちんと固定されるかどうかがハッキリしていれば改造の扱いにはならないらしい。当然、チェーンはソレ用のシッカリしたものを使う必要があるワケだが。

一方で、ブレーキは一つしか搭載したらイカンという決まりはない。つまり…ここから少々トリッキーではあるが…別にドラム式とチェーン式の両方を装備してても問題はない。無論、これもシッカリとしたモノが必要になるが、チェーン式の「補助」としてドラム式が装備されていても、問題はないそうだ。

車検時にはチェーン式がキチンと動作する事が確認できれば問題はなく、ドラム式がついているかどうかは関係がないという。

現状、手に入れたトレーラはロッド式なので、これをチェーン式に変更(これは改造扱いにならない)した上で、ドラム式を「追加」する分には問題がないことになる。

これで色々進めるコトが可能になるな。まずは図面を進めていこう。

(2021/06/18追記)

トレーラに特有の三角形の後部反射器に関して確認してみた。法律は道路運送車両の保安基準の細目を定める告示みたい。第210条の二を抜き出すと

牽引自動車に備える後部反射器の反射部は、正立正三角形又は帯状部の幅が一辺けんの5分の1以上の中空の正立正三角形であって、一辺が 150mm以上 200mm以下のものであること。

とあり、これが形状を規定してる。まぁ、これは市販のものを買ってくれば済むワケやが、問題はその取り付け場所。それは第210条3の三にあって、これも抜き出すと

外側にある後部反射器の反射部は、その最外縁が自動車の最外側から 400mm以内となるように取り付けられていること。

とある。CAD上で載せてみると、テールランプユニットの内隣で一応ギリOKなのだが、少しでも外側に何か出るとアウトってレベルなので、工場改造時はそこに取り付け、箱が出来たら箱の方に移動せなアカンな。

(継続中)

Zak について

基本的にヲタクです。いや、別に萌えとかいうのではなく、ハマるとトコトン進めようとする癖があるので、自制が必要だという…。
カテゴリー: クルマ, トレーラ, なんか作る, 乗り物 パーマリンク