[Essay] のっぽさん逝去に寄せて

ヲイラをこんなにしてしまった罪な方が逝ってしまわれた…

本日付の報道で情報公開されたが、昨年(2022年)の9/10に、のっぽさんがお亡くなりになってたそうな。88歳。生前「半年は伏せてくれ」ってコトで、のっぽさんの誕生日である本日の発表になったらしい。

ヲイラにとっては、「できるかな」の影響は凄まじくデカい。たぶん同世代にも影響はデカかったんとチャウかな。なにかにつけ手を動かして工作したくなる性分は、ホボ間違いなく彼に影響されている。

しかも衝撃的なのは、実は彼は本来はブキッチョだというのだ。あの華麗な工作は、実はすべて演技だったというのだな。でもね、その華麗な工作を見て育った結果、本当に工作する仕事に就いた奴は少なくないと思う。彼の演技に魅了された奴は本当に少なくないと思うのよ。お世話になったなぁと思う。

実は一度だけ、偶然に少しだけ会話する機会を得たコトがある。某ロボット屋の展示デモの仕事でNHK大阪を訪れていた時、裏で展示用のロボットを整備していたところ、なんとのっぽさんの方からこちらへ寄ってきて「何をされてるのか?」と聞かれたんよ。

人生の中で、あれだけ心臓がハネて喉が渇いて声が出づらくなったコトはない。それでもなんとか作業を説明し、最後に「こういう仕事に就くようになったのはのっぽさんのせいですよ」と答えた。

そしたら、ニッコリされたのっぽさんは、その場で軽くステップを踏まれ、ヲイラに応えてくださったのよ。あれは忘れられない。ヲイラは深々とお辞儀し「ありがとうございます」とお伝えしましたわ。あの時、お礼が言えて本当に良かったと思っている。

いつかヲイラが向こうへ行ったら、一緒に工作してくれるかしらね…。

合掌…

Zak について

基本的にヲタクです。いや、別に萌えとかいうのではなく、ハマるとトコトン進めようとする癖があるので、自制が必要だという…。
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