本来の仕様であるトゥデイのリアホーシング流用を実装するために。
実は本日(2025/11/25)、軽自動車検査協会の主管事務所から決済が降りたという電話連絡をもらい、ようやくココに経緯を書けるようになってきたので、早速記録から状況を書き出してみる。
●問題整理
まず、今回の主テーマは二つある。作業としては
「ホンダトゥデイ JW3のリアホーシングに少し細工をし、ボルトオンでトレーラの板バネに取り付ける」
という一つのお話なのだが、ここに二つの要素があって
- 車軸の変更そのもの
- 駐車ブレーキのドラムブレーキ化
という要素がある。改造申請を行う場合、それぞれの要素について問題ないコトを証明する書類を書き、軽自動車検査協会の決済をもらってから車検を受けるという形になる。
で、まず車軸の変更そのものに関してやが、これはその細工した車軸がトレーラの車重をきちんと受け止めるコトができる状態であるコトが求められ、法律で決まった安全率をクリアする必要がある。念の為、上下方向と前後方向の両方で強度に問題がないコトの証明をする必要があるねんな。無論、そこに新しく取り付けられたハブなりホイールなりタイヤなりも問題ないコトを証明せなアカン。
次に駐車ブレーキに関してやが、これも法律で決まった角度の坂道において、キチンと駐車し続けるコトが可能な能力を持っているコトの証明をする必要がある。無論、車軸自体も駐車中に壊れない強度があるコトの証明が必要やな。
●申請準備
で、早速その証明に入るワケやが…
これらの中では、実は駐車ブレーキ自体の能力に関してが一番やねん。なぜなら、流用元が軽自動車であり、そこで既に駐車ブレーキとしての性能が担保されとるからやな。700kgとかある軽自動車を同じ基準で駐車できる能力のあるブレーキが、たかが300kgチョイのトレーラを駐車させられないハズがないからな。
同様に、その車軸にとりついてるハブ、ホイール関係はトゥデイのまんまで流用しているので、これらに関しても強度関係で問題になるコトはない。タイヤなんて市販品やしな。
そうすると、残るのは車軸の強度関係だけというコトになる。ヲイラは残念ながらメカ屋ではないので、こういった強度の計算は自分では出来なかった。一応ネット等で調べて調査はしたんやけど、独特の勘所があるみたいでその素養のないヲイラにはそれでイケるかどうかが全然ワカランかったんよ。
ココで必要になるのは、車軸の応力集中が発生する場所における強度の検討になる。検討の方向は車軸の上下、前後、ねじりの3方向やな。上下と前後は車軸交換の方に必要になり、ねじりは駐車ブレーキの方に必要になる。
で、ココナラってネットサービスを調べてみたら、比較的安く強度計算を請け負ってくれる方がいらしたので、その方に連絡を取って打ち合わせを行い、必要なデータを送って計算してもらった。値段は一桁万円の後半ぐらいやな。これが完了したのが2025年の8月ごろ。もちろん、強度のマージンはバッチリという計算結果やった。
で、これを受けてまずは必要な書類を並べてみた。まず定型の書類に関しては
- 第9号様式「改造自動車等届出書」
- 第10号様式「改造概要等説明書(改造自動車等審査結果通知書)」
- 第3号様式「保安基準適合検討書」
が必要になる。次に参考書類として
- 強度計算書(お願いして作成してもらった奴)
- 車軸模式図(設計図がないので、強度計算をどの点で行なったかの簡単な図)
- ホンダのパーツリストから、当該ホーシングやハブ、ブレーキのページ
- 細工した車軸の写真数枚
- 以前フレームだけの段階で取り付けてた時の写真数枚
- トレーラ全体の外観図(これは抜けてたので後から送った)
で、仕事の合間にコツコツと作成していったワケやな。
●申請
ホンマに大丈夫かなぁとビクビクしながら地元の軽自動車検査協会へ一式持って行って相談したのが11月7日。そこで確認できたのは
- 多分車軸に関してはこの資料で問題なさそうに思う
- 駐車ブレーキをチェーン式からドラム式に変更する場合、その時点で担当が一つ上流の事務所(主管事務所)に変わる
という2点。実は、車軸の変更のみなら地元の検査協会でも対応可能らしいんやが、ブレーキに関しても改造となった時点で上流の判断を仰ぐ必要があるそうやねんな。
ヲイラとしては、正直な話あのチェーンが邪魔で仕方がない(結構走行中にサイドミラーで暴れてるのが見えるんや、アレ)のと、可能ならトレーラにもアルミホイールを履かせてやりたい(アルミホイールにチェーンフックなんか引っ掛けたら派手に傷つくし、強度的にも不安がある)ってのもあるので、駐車ブレーキの変更は可能な限り実現したい。
そういうワケで、翌週の11/10に管轄の主管事務所まで40kmほど朝イチで走って行って、相談に乗ってもらった。地元の検査協会から既に連絡が行ってて、話はスムーズに進み、いくつかの書類の書き直し(元々地元の検査協会へ出す予定やったので、宛先がそっちになってた)を言われたので、蜻蛉返りで帰宅して修正/印刷し、その日のうちに全部の資料を提出してきた。
…ホントは相談だけのつもりやったんやが、いきなり申請してしもたんよな(笑)。
で、翌日にもう一つ足りない書類を指摘され、それを郵送で送って待つこと約二週間。本日11/25に電話連絡があって、決済が無事おりたと告げられました(わーい)。
早速、明日また主管事務所まで出向き、決済書類を受領してくる予定ですわ。ワクワク。
(2025/12/01)
本日、無事改造車検通過しやした。わ〜い。
先日の電話連絡からここまでの経緯を記録しておこうか。
●車検準備
11/26に主管事務所へ出向き、第10号様式の正式版「改造概要等説明書(改造自動車等審査結果通知書)」ってのを受け取ってきました。これは申請時に出してたヲイラ作成の第10号様式を下書きにして正式文書化されたもので、車検証みたいな偽造防止の紙に印刷されており、検査協会の正式な角印まで押されている結構重要な文書ですな。
その正式文書には何枚かの資料が綴じてあり、その中身はヲイラが提出した参考資料のうち、どういう部品を使ってどう組んだのかに関するものを纏めてありました。オマケにその各ページ間には割印が押されると言う厳重さ。まるで正式な契約書のようですな。過去に悪いことしたのがいたんでしょうね。なので、コレの写真をアップするのは避けますわ。
で、その日のうちにその書類を持ち帰って自宅でスキャン後、今後は地元の検査協会へ出向いて今後の手続きに関して確認しやした。トレーラ自体は一旦旧車軸に切り替えて先日の構造変更車検を受けてるので、まずそれを新車軸に交換する必要がああります。なので、若干後の日に最終的な車検を受けるコトにして、その日はそれで終了。なお、車高が想定で30mm変化する可能性があるので、本来なら記載変更だけでも済むらしいんですが、念の為構造変更の形を取るコトにしました。重量税がチと勿体無いんやけどな。
翌日、朝から新車軸を出してきて旧車軸と入れ替え作業を行い、試走に出て色々とまた写真撮影を…今回は前回の反省から駐車の向きを逆にして日当たり良好(笑)。白く塗った4穴の鉄ちんホイールが改造の証でんな。


撮影後、帰宅して構造変更の必要書類を確認…あ、点検簿が必要な上に、今度からドラムブレーキなのでブレーキライニングの厚みの記載が必要…慌ててまた少し分解してライニングの厚みを計測し、再度組み上げるという二度手間を…。
●改造車検当日
んで、本日12/1に色々書類を抱えて地元の検査協会までトレーラを引っ張っていき、まず最初にその場で自賠責の継ぎ足し(現状で14ヶ月分残ってるので、10ヶ月分追加)を購入。これが5000円チョイ。
現場にある書類をその場で記入し、確認してもらって事務手数料が2300円、最後に重量税として8800円を支払い、車検準備完了。束になった書類を隣の事務所へ持っていって提出すると、色々確認の上でまた束になった書類をクリップボードに挟んだ状態で渡されます。
これを持って検査場で待ってると、検査員さんがやってくるので、クリップボードごと手渡して検査開始。あと、牽引してるトゥデイの車検証も確認され、牽引重量に問題がないかどうかもチェックされます。前回同様、呼ばれるまでは「ここで待っとけ枠」で待ってます。
で、あれやこれやあって最終的に完了した書類の束をまた事務所へ持っていくと、しばらくして新しい車検証とシールをくれました。このシールをナンバープレートに貼ってすべて完了でんな。
で、新しい車検証はこんな感じ。

前回の車検証と比べて色々変わってますが、妙なトコが妙に変化してるコトに関してはここでは書きません(^_^;)。ヲイラのせいじゃないとだけ。車重は想定通り10kgアップでんな。これでマージンが20kgに減ってしまったので、さてどうするか…って感じですわ。備考欄に輝く「改造自動車」の文字が素敵(爆)。
なお、今回から車体の形状も正式にフルトレーラ扱いになってますね。何か変わったのかしら。
ま、無事改造車検も通過できたので、ようやく数年越しのモヤモヤが晴れて良かったっす。
今後を考えると、トゥデイをデブらせて牽引可能な車両総重量をアップするか、それともドラムブレーキの現在殺してある油圧側を使って主ブレーキを実装するか…チと悩ましいでんな。あと20kgか30kgぐらいマージンが欲しいトコロなんすけどねぇ…
はてさて…。