キャンピングトレーラを作る動機を少し詳しく書いておこうかな…と。実は複合的なんよね。
コトの発端はたぶん、緊急事態宣言が出て引きこもってる時だったと思う。ある人に教えてもらって水どう関係の動画を見てたんだが、そこには「どうでしょうハウス」に引きこもるオッサンの姿が映し出されていた。
日がな色々作業をし、飯を食って寝るだけの話なのだが、それが木造の小屋で行われてるのが、なんとも言えない雰囲気を出していた。しかも、その作業の中には、廃材を使ってデッキを作ったりするシーンも含まれていた。
この年はこんな状況なもので、北海道へ行くのは概ね諦めていたヲイラだったのだが、さすがに欠乏症は厳しく、さらにこんな動画を見てしまうと、なんかやらずにはおれない心境になってきたんだな。
一方、外出時に奇妙なモンを見かけたってのも遠因の一つだろう。それは、軽トラックの荷台に積まれた(たぶん自作であろう)お店か何かのシェル。なかなかに味わい深い雰囲気を醸し出しており、小さなエントツまでついていた。調べてみると、最近はそういう自作シェルによる軽トラックキャンパーも増えているそうな。
あと、柏から我孫子へ抜ける道の途中にちょっと変わった雑貨屋ができているのだが、どうもソコの本業がトラックやトレーラにお店に使うシェルを積むお仕事らしく、雑貨屋を偵察した時にそういうモンを目の当たりにしてしまったというのもあるかな。
とはいえ、ヲイラはトゥデイを手放す気は毛頭無いし、さりとてクルマを2台所有し管理する根性もカネもない。あまり使わないであろう軽トラックを抱えておくのは、ちょっとメリットがなさそうだなと思ってた。
ところが、先の調べ物をしていた時に、動画サイトに非常に興味深い動画が上がってた…ボート用か何かのトレーラを入手し、その上にシェルを構築してキャンパーにしてしまうって奴だ。これなら、トゥデイのまま色々できるコトになるワケだ。
ここで色々なネタが脳裏を走った、まず一つは大阪の能勢にある桜谷軽便鉄道のこと。元々鉄道模型をやっており、その中でも軽便鉄道というか簡易軌道が大好きだったんやけど、模型って結局のトコロは模したモノなんよね。ところが、桜谷のソレはもう「実物」というか「本物」だったんよ。それもハンドメイドで人が普通に乗れる(跨るとかでなく)車両が走っているワケだ。こんなものを見てしまうと、わざわざウエザリングして「本物っぽく」作る模型が味気なくなってしまったのな。だって、放っておけば勝手に薄汚れていってくれるんだもの(^_^;)。
次に、その軽便鉄道や簡易軌道そのものの当時の写真とかを見ていると、ディーゼル機関車にひかれた小さな客車がトコトコと走っていくシーンとかたくさんあるんよ。それこそ、松山のマッチ箱みたいなのとかね。そこで、ウチのトゥデイをディーゼル機関車に見立て、その後ろに小さな客車をひいているイメージが湧いてきたんよな。簡易軌道なんかやと連結はドローバーだったりするんで、結構隙間も開いてたみたいやし。ある意味、走れケー100の簡易軌道列車版というかね(笑)。
こんな感じで、色々なモンがゴチャっと混ざった結果、手をだすコトに決めたってワケ。どうせヲイラ程度が作れば箱にしかならないだろうし、それなら箱が走っていたような軽便鉄道をモチーフにればエエヤンってのもあるワケよ。参考例は先のマッチ箱の他、木曽森林の貴賓車なんかもソレかな。さすがにデッキをつける余裕はないのでドアはサイドにくるけどさ。
そんな感じで色々悪ノリも混じって設計を進めることにした。これがコトの起こりやな。